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2017.05.11

絵画についての見方の提案

絵画を観る場合、例えば超満員の展覧会で長蛇の列。その挙句、一瞬で通り過ぎていく。いったい人を観に行ったのか、絵画を観に行ったのかわからないです。日本で開催される絵画展、特に海外からの絵画展が東京で行われる場合は、ほとんどこんな状況でウンザリします。そうかと申しまして、「関心がないのに来ている人、来ないでください」とは申し上げられません。私の場合、ゆっくりと絵画に向き合って、何時間でも見つめていたいのです。東京でそういうことができることは、偉大な絵画の場合は、ほとんど不可能と思います。
いま、待ち望んでいるのは4Kの次の8Kの映像です。これは大変リアルでよいです。実際、ナマの感覚が伝わってきます。これを大画面でみて、ひとり自分の居間でコーヒーでも飲みながら、好きな音楽を聴きながら、ゆっくりとした時間を楽しみたいと思います。しかし、実は本当に8Kでも伝わってくるのだろうか。そういう不安はないわけではありません。よく、スポーツ観戦などでは、生で見ると全然違いますでしょう。あの感覚です。これは、8Kを開発する会社さんに期待したいと思います。

絵画鑑賞で気になることは、絵画好きの絵画知らずという点が挙げられます。絵画の本では、丁寧に解説が書かれていますが、よほどの美術好きの人でない限り、薀蓄(うんちく)を丁寧に読まないのではないかと思います。なんとなく絵画を観て、ちょっこっと解説を読んで、「はい御仕舞い」という感じではないでしょうか。むろん、それを否定してはいないのですが、じっくり読まないと、更に解説者によって色々な見解があるので、多角的な理解が得られません。一方的にな見方に染まることがよいとは思ってはおりません。

実は、音楽と絵画の違いは、中間に「翻訳」という媒体の存在意義の重要性の違いかと思います。音楽の場合は、譜面だけではわかりません。演奏してみて、始めてわかるものです。従って、演奏家という存在がアーティストとしての立場が尊重されるのですが、絵画の場合は、表現することは終わっていますので、海外を解説する人は、たとえその人がアーティストではあっても、解説者に留まる。「解決者に留まる」という表現は失礼かもしれませんが、アーティストと同じくらいのステータスを差し上げてもよいのではないかと思います。如何でしょうか。

最近では絵画のレンタルやリースで絵画を楽しむ人も増えているようです。
下記のようなサイトで絵画レンタルのお店を調べる事が出来ます。

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