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2017.04.05

初めての英語茶道の稽古は、やることなすことすべてが新鮮

4月から茶道の稽古を始めることにしました。といっても畳に正座してお点前をしたりお茶をいただいたりするのではなく、いすに座って行う立礼です。しかも日本語ではなく英語で行います。受講の動機は、ここ数年の間に茶道具を鑑賞する機会が増えて茶の湯に関心を持ったことと、英語で茶の湯というのが面白そうだと思ったこと、そしてひざを痛めているので正座よりも立礼の方がよかったことです。
初めての稽古では、まず掛け軸と花を拝見して席入りしました。席入りの挨拶は英語です。次に受講生有志がお点前を披露しました。英語の解説がついていて、亭主と客のやり取りもすべて英語です。

その後20人ほどの受講生が初心者から上級者まで4つのグループに分かれて、グループごとに異なる内容で進めました。私は初心者のグループに入り、お茶とお菓子のいただき方を学びました。

受講する前は、稽古は全部英語で進められて、挨拶や質問も英語でしなければならないのではないかと思っていました。でも英語茶道の稽古は思ったほど堅苦しくなく、和気あいあいとした雰囲気でした。また英語表現は思ったほど難しくなく、日本語の解説を適宜織り交ぜながら進められました。茶席での言葉づかいは、日本語だといかにも堅苦しく仰々しい感じですが、英訳すると案外平易な表現になるように思います。

受講してみて、他にもいろいろと新しい学びがありました。例えば茶道は英語で一般的に”tea ceremony”といいますが、先生によれば、茶道はセレモニーすなわち茶会や茶事ばかりではなく普段の稽古も含むので、むしろ”the way of tea”と直訳したほうが実際に合った表現だといえるそうです。
また「茶道」は「さどう」「ちゃどう」と2通りの読み方があります。しかしながら「茶頭(さどう:武将が茶会を催す際、準備・運営・進行にあたる役割の人)」との混同を防ぐため、また「さどう」の響きがサディズムを連想させることから、近年では「ちゃどう」と読むことが一般的になっていると聞きました。
初めて英語茶道の稽古は、やることなすことすべてが新鮮で、自分の世界が少し広がったような気がしました。次回の稽古が楽しみです。

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